はがきの郵便番号が枠からずれるときの直し方|測る場所と補正の向き
宛名印刷で郵便番号が赤い枠からずれるときは、はがきの大きさに切った普通紙に試し刷りしてはがきと重ね、1つ目と7つ目の枠のずれを測ると原因が分かります。同じだけずれていれば位置、端ほど大きければ倍率、上下だけ違えば紙の傾きです。それぞれの直し方をまとめました。
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この記事の要点
- はがきの大きさに切った普通紙に試し刷りして、ずれを測る
- 1つ目と7つ目の枠で左右のずれが同じなら、位置のずれ
- 7つ目のほうが大きくずれるなら、倍率が100%になっていない
- 左右は同じで上下だけ違うなら、紙が斜めに入っている
- 位置のずれは、ずれと逆向きに同じ長さだけ動かして直す
目次
郵便番号が枠からずれるときは、まずはがきの大きさに切った普通紙に試し刷りしてはがきと重ね、1つ目と7つ目の枠のずれを測ります。 2か所のずれを比べると、直すべきものが「位置」「倍率」「紙の傾き」のどれかに絞れます。
ずれの種類が違うと、直し方も違います。 位置のずれを倍率で直そうとしたり、その逆をしたりすると、何枚刷っても合いません。
はがきの枠はどこにあるのか
はがきの赤い枠は、日本郵便の郵便番号マニュアルで位置が決まっています。 紙の右端から8.0mm、上端から12.0mmのところに、幅5.7mm・高さ8.0mmの枠が7つ並びます。
1つ目の枠の左端から7つ目の枠の左端までは42.0mmです。 この42.0mmの間隔が、あとで倍率を見積もるときの物差しになります。
試し刷りで2か所のずれを測る
測るときは、はがきと同じ大きさ(100×148mm)に切った普通紙か、書き損じのはがきに刷ります。 プリンタには、はがきと同じ向き・同じ給紙口で差し込みます。
A4のまま刷ると、紙の送られ方も紙面の置かれ方もはがきと変わるので、測ったずれがはがきのずれと一致するとは限りません。 宛名の数字だけでなく、郵便番号の枠と同じ位置に線を刷っておくと、比べやすくなります。
- はがきの大きさの紙に、枠の線と数字を刷る
- はがきの上に重ね、窓や照明に向けて透かす
- 刷った1つ目の枠が、本物の枠から左右・上下に何mmずれたかを読む
- 同じように、7つ目の枠の左右と上下のずれも読む
紙の角をそろえて重ねるのがこつです。 角がずれていると、測ったずれに重ね方のずれが混ざります。
ずれ方で原因を見分ける
2か所のずれを並べると、原因は次の3つに分かれます。
- 位置のずれ: 1つ目と7つ目が、同じ向きに同じ長さだけずれる
- 倍率のずれ: 7つ目のほうが、左右に大きくずれる
- 紙の傾き: 左右のずれは同じで、上下のずれだけが2か所で違う
位置がずれても、2つの枠の間隔は変わりません。 そのため、左右のずれの差は0のままです。
倍率が100%でないと、枠と枠の間隔そのものが縮んだり伸びたりします。 左右のずれの差は、42.0mmに倍率の狂いを掛けた長さになります。
紙が斜めに入ると、右側の枠ほど上か下へずれます。 1度傾くだけで、1つ目と7つ目の上下の差は約0.7mmになります。
差の大きさと倍率の目安
左右のずれの差から、倍率をおおよそ見積もれます。 差を42.0mmで割った値が、倍率の狂いの割合です。
- 差0.5mm: 約1.2%(倍率は約98.8%か約101.2%)
- 差1.0mm: 約2.4%(倍率は約97.6%か約102.4%)
- 差1.3mm: 約3.1%(倍率は約96.9%か約103.1%)
7つ目のずれが1つ目より左寄りなら縮小、右寄りなら拡大です。 定規で読めるのは0.5mmほどなので、差が0.5mm以下なら、まず位置の補正だけで試します。
位置のずれは、逆向きに同じ長さだけ動かす
位置のずれは、宛名全体を動かせば直ります。 動かす向きは、ずれと反対です。
たとえば、刷った枠が右へ2mm・上へ1mmずれていたとします。 このときは、宛名全体を左へ2mm・下へ1mm動かします。
補正の欄に「右へ」と「下へ」の数を入れる形なら、右へは−2、下へは+1です。 向きを取り違えると、ずれが倍の4mmに広がるので注意してください。
はがき宛名印刷メーカーでは、刷った枠が「右へ2mm」ずれたと入れるだけで、補正を左へ2mmに決めます。 7つ目の枠のずれも入れると、位置か倍率かの見分けまでその場で出ます。
倍率のずれは、補正より先に印刷の設定を直す
倍率がずれているときは、位置の補正では直りません。 1つ目の枠に合わせると、7つ目の枠がずれたまま残ります。
印刷の画面で、次の3つを確かめてください。
- 倍率が100%になっているか
- 「用紙に合わせる」のような拡大縮小が切れているか
- 用紙サイズが「はがき」になっているか
設定を直したら、もう一度試し刷りして2か所を測ります。 倍率の原因の絞り込みは「印刷した紙の寸法が合わないときの確かめ方」にまとめています。
傾きと、刷るたびに変わるずれ
上下のずれだけが2か所で違うなら、紙が斜めに入っています。 給紙口の紙の幅に合わせるつまみ(ガイド)を、はがきの幅に寄せてから刷り直します。
同じ設定で2枚刷って、ずれの長さが毎回違うこともあります。 この場合は、決まった長さを足す補正では追いつきません。
はがきの束をそろえてから差し込み、1枚ずつ刷って確かめると、揺れの大きさが分かります。 揺れが枠の幅に収まらないなら、郵便番号だけ手で書く方法も残ります。
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- はがきの宛名を印刷する手順: ツールで宛名を刷る操作の流れ
参考・出典
- 郵便番号・バーコードマニュアル 郵便番号記入枠の仕様 — 日本郵便 (2026-10-26 閲覧)
本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。
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