週番号が1つずれる理由|ExcelのWEEKNUMとISO週番号の違い
週番号がExcelと取引先の資料で1つずれるのは、週の始まりの曜日と第1週の決め方が違うからです。2026年は一致していた数え方が2027年は1年中ずれる理由、年末年始の週の年、ExcelやGoogleスプレッドシートでそろえる式までをまとめました。
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この記事の要点
- 週番号のずれは、週の始まりの曜日と、第1週の決め方の違いで起きる
- Excelの既定のWEEKNUMは日曜始まりで、日曜日だけ番号が1つ大きくなりやすい
- 2026年は月曜始まりのWEEKNUMとISOが同じでも、2027年は1月4日から年末まで1つずれる
- 12月末と1月初めは、ISOでは週の年が暦の年と変わることがある
- 表計算ではISOWEEKNUMと、週の年の式を組み合わせるとそろう
目次
週番号が Excel と取引先の資料で1つずれるのは、どちらかが間違っているからではありません。 週を何曜日から始めるかと、年の最初の週をどこにするかの決め方が違うためです。
年末年始には、さらに「どの年の週として数えるか」もずれます。 この記事では、ずれの原因を3つに分けて、資料の数え方の見分け方と、表計算でそろえる書き方を説明します。
まず資料の数え方を見分ける
ずれを直す前に、相手の資料がどの数え方かを確かめます。 表計算でよく使う数え方は、次の3つです。
- ISO 8601: 月曜始まり。その年の最初の木曜日を含む週が第1週
- Excel の既定の WEEKNUM: 日曜始まり。1月1日を含む週が第1週
- 月曜始まりの WEEKNUM(
WEEKNUM(日付,2)): 月曜始まり。1月1日を含む週が第1週
見分けるには、3つの番号が全部違う日を選び、資料のその日の番号を見ます。
2027年1月3日(日)がその日で、ISO 8601 は前の年の第53週です。 既定の WEEKNUM は第2週、月曜始まりの WEEKNUM は第1週になります。
資料でこの日が53なら ISO 8601、2なら既定、1なら月曜始まりです。 2026年のうちに確かめたいなら、日曜日の番号を見ます。 2026年10月25日(日)は、既定の WEEKNUM だけが第44週で、残りの2つは第43週です。
原因1: 週の始まりが日曜か月曜か
Excel の WEEKNUM は、2つ目の引数を省くと日曜始まりで数えます。 カレンダーや手帳の週が月曜始まりなら、日曜日だけ所属する週が変わります。
1月1日が日曜日以外の年は、日曜日だけ既定の WEEKNUM が1つ大きくなります。 月曜から土曜は、日曜始まりでも月曜始まりでも同じ番号です。
1月1日が日曜日の年だけは逆になります。 日曜日の番号が同じで、月曜から土曜は月曜始まりのほうが1つ大きくなります。
原因2: 第1週の決め方
ISO 8601 は、その年の最初の木曜日を含む週を第1週にします。 WEEKNUM は、週の始まりの曜日にかかわらず、1月1日を含む週を第1週にします。
この違いが効くのは、1月1日が金・土・日曜日の年です。 その年は、最初の月曜日から年末まで、ISO 8601 の番号が月曜始まりの WEEKNUM より1つ小さくなります。
2026年は1月1日が木曜日なので、2つの番号はすべての日で同じでした。 2027年は1月1日が金曜日、2028年は土曜日なので、2年続けて1つずれます。
例外は、1月1日が日曜日の閏年の12月31日だけです。 2040年がその年で、12月31日は ISO 8601 では次の年の第1週になります。
原因3: 年末年始の「週の年」
ISO 8601 では、年の境の週を7日まるごと、木曜日がある年に入れます。 そのため、12月末の数日が次の年の第1週に、1月初めの数日が前の年の週になります。
2026年末から2027年始めの番号は、次のとおりです。
- 12月27日(日): ISO 8601 は2026年の第52週、既定は第53週、月曜始まりは第52週
- 12月28日(月)〜31日(木): ISO 8601 は2026年の第53週、既定と月曜始まりは第53週
- 1月1日(金)〜2日(土): ISO 8601 は2026年の第53週、既定と月曜始まりは第1週
- 1月3日(日): ISO 8601 は2026年の第53週、既定は第2週、月曜始まりは第1週
- 1月4日(月): ISO 8601 は2027年の第1週、既定と月曜始まりは第2週
1月1日〜3日は、暦の年は2027年でも、ISO 8601 の週の年は2026年です。 これを暦の年と並べて「2027年 第53週」と書くと、2027年には第53週がないので、存在しない週になります。
表計算でそろえる書き方
ISO 8601 にそろえるなら、Excel でも Google スプレッドシートでも ISOWEEKNUM を使います。
WEEKNUM(日付,21) も同じ番号を返します。
年と週を並べた表記にするときは、年の部分に暦の年を使いません。 その週の木曜日の年を取り出す、次の式を使います。
=YEAR(A1-WEEKDAY(A1,2)+4)&"-W"&TEXT(ISOWEEKNUM(A1),"00")
A1 が2027年1月1日なら、結果は 2026-W53 です。
WEEKDAY(A1,2) は月曜を1とする曜日の番号で、そこから木曜日の日付を作っています。
LibreOffice Calc で Excel の表を開くときは、WEEKNUM の年末の値に注意します。 LibreOffice Calc 24.2 で計算させると、次の年の1月1日を含む週を「1」と返しました。
1月1日を含む週を第1週として年末まで数える定義どおりなら、2026年12月27日(日)は第53週です。 LibreOffice Calc 24.2 では、この日が1でした。
ISOWEEKNUM は、LibreOffice Calc 24.2 でも ISO 8601 の番号どおりでした。
1901年〜2100年の年末年始、3,205日で確かめています。
プログラムで数えるとき
シェルの date +%V は ISO 8601 の週番号で、年は %G で出します。
%Y と %V を組み合わせると、上の「存在しない週」と同じことが起きます。
%U と %W は、最初の日曜日・月曜日より前を第0週とする、さらに別の数え方です。
2027年1月3日は %U で1、%W で0になり、月曜始まりの WEEKNUM の1と見分けがつかない日もあります。
数え方ごとの番号を1日ずつ見比べたいときは、週番号計算で日付をまとめて貼り、表で確かめられます。
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参考・出典
- WEEKNUM 関数 — Microsoft サポート (2026-10-24 閲覧)
- ISOWEEKNUM — Google ドキュメント エディタ ヘルプ (2026-10-24 閲覧)
- WEEKNUM — Google ドキュメント エディタ ヘルプ (2026-10-24 閲覧)
本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。
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