漢字プリントの学年別の選び方と使い方
漢字プリントを学年で選ぶか、つまずいた字で選ぶかの決め方をまとめます。学年ごとの字数、1006字と1026字の違い、読みをどこまで載せるかの判断も説明します。
公開読了目安 約3分
この記事の要点
- 学年で選ぶか字で選ぶかは、間違いの数で決める
- 小学校の漢字は 2020 年度から 1026 字になった
- 4 年だけ 202 字なのは都道府県名の字が入ったため
- 「1006 字」と書かれた教材は旧課程の可能性がある
- 読みは学年ではなく小中高の 3 段階で決まっている
目次
漢字プリントを用意するとき、最初に迷うのは「どの範囲を出すか」です。 学年で区切るのが正しいときと、間違えた字だけに絞るほうが早いときがあります。
この記事では、その判断の順番を整理します。 配布されているプリントを選ぶときにも、自分で作るときにも同じ考え方が使えます。
学年で選ぶか、字で選ぶかの分かれ目
目安は、直近のテストで間違えた字の数です。 5 字前後なら、その字だけを集めた 1 枚のほうが早く終わります。
間違いが十数字に広がっているなら、範囲そのものが定着していない合図です。 その場合は学年や単元で区切って、順に通すほうが抜けが出ません。

判断に迷うときは、両方を 1 週間ずつ試すのが確実です。 子どもが最後まで手を止めずに書けたほうが、その時期に合っています。
学年ごとの字数を知っておくと範囲が読める
小学校で習う漢字は学年ごとに決まっています。 1 年 80 字、2 年 160 字、3 年 200 字、4 年 202 字、5 年 193 字、6 年 191 字の合計 1026 字です。
4 年だけ 202 字と半端に見えます。 2020 年度から都道府県名に使う漢字 20 字が 4 年に加わったためです。
この 20 字には「茨」「媛」「阜」のように、県名以外ではあまり見ない字が混ざります。 書き取りで苦戦しやすいので、4 年の範囲を選ぶときは覚悟しておくと安心です。
「1006 字」と書かれた教材は年度を確かめる
検索で上位に出る漢字プリントの中には、名前に「1006」が付いたものがあります。 これは 2020 年度より前の字数で、上に書いた 20 字が入っていません。
古い教材が役に立たないわけではありません。 ただし 4 年の範囲だけは、県名の字が抜けている可能性があります。
確かめ方は簡単です。 学年ごとの字数が 80・160・200・202・193・191 になっていれば現行の課程です。
読みは「学年」ではなく小中高で決まっている
意外に知られていないのが、読みの扱いです。 漢字そのものには学年が割り振られていますが、音訓には小学校・中学校・高等学校の 3 段階しかありません。
つまり「3 年で習う読み」という区切りは、資料の側に存在しません。 言えるのは「小学校で習う読みかどうか」までです。
たとえば「悪」は 3 年の配当です。 けれども「オ」という読みは高等学校の割り振りで、3 年生の段階では出てきません。
読みを載せたプリントを選ぶときは、ここが分かれ目になります。 小学校より先の読みまで並べた紙面は、まだ習っていない読みを一緒に覚えさせることになります。
読みが 1 つも出せない字がある
小学校の読みだけに絞ると、読みが 1 件も残らない字が出てきます。 4 年の「媛」「岐」「滋」「阪」がそれで、音訓がすべて中学校以上の割り振りになっています。

これらの字は、読み問題としては出しようがありません。 書き取りの練習には使えるので、県名を書く練習として扱うのが自然です。
「茨」「岡」「埼」「栃」「阜」も似た形です。 資料が読みを「用法のごく狭いもの」として扱っているので、一般の読み問題には向きません。
習熟度に合わせてマスの数を決める
紙面の形は、覚えている度合いで変えます。 形をまだ覚えていない字は、なぞりを多めにして空マスを減らします。
だいたい書ける字は逆です。 なぞりを 0 にして空マスだけにすると、思い出しながら書く練習になります。
丸付けの負担も考えておきます。 読み問題は答えを表示した紙をもう 1 枚刷っておくと、確認が短時間で済みます。
判断の順番まとめ
上から順に決めると迷いません。
- 間違えた字の数を数える(5 字前後なら字で選ぶ)
- 学年で選ぶなら、教材の字数が現行の課程かを確かめる
- 読みを載せるなら、小学校の範囲に絞るかを決める
- 覚えている度合いに合わせて、なぞりと空マスの数を決める
この 4 つを決めてから漢字プリントメーカーで作ると、そのまま印刷まで進めます。 操作の手順は漢字練習プリントを学年別に無料で作る手順にまとめてあります。
この記事の字数と音訓の段階は、文部科学省が公開している 2 つの資料から数えたものです。 出典は記事の末尾に載せてあります。
参考・出典
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)別表 学年別漢字配当表 — 文部科学省 (2026-08-29 閲覧)
- 音訓の小・中・高等学校段階別割り振り表(平成29年3月) — 文部科学省 (2026-08-29 閲覧)
本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。
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