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特定の文字を含む行だけを抜き出す手順|除いた行も同時に確かめる

貼り付けたテキストから条件に合う行だけを取り出す手順をまとめました。条件を足してAND・ORで組む方法、元の行番号を残したままコピーする方法、思った行が消えた原因を判定理由から追う方法まで画面で追います。

公開読了目安 約4分

この記事の要点

  • 貼り付けて探す文字を入れるだけで行が絞り込まれる
  • 残った行と除いた行が同じ画面に並ぶ
  • 行ごとに「条件1に当てはまりました」と理由が出る
  • 条件は10件まで足せてANDとORを選べる
  • 元の行番号を付けたままコピーできる
目次

大量の行から必要な行だけ取り出したいときは、貼り付けて探す文字を入れるだけで絞り込めます。ソフトを入れる必要はありません。

それをブラウザの中だけで行えるのが行抽出・行フィルタツールです。

行抽出・行フィルタツールの初期画面。絞り込みたいテキストの入力欄と、「含む」を選んだ条件1の欄、詳細設定の折り畳みが縦に並んでいる

貼り付けて、探す文字を入れる

画面は上から「絞り込みたいテキスト」「残す条件」「詳細設定」の順です。

まずテキストを貼り付けます。次に条件 1 の右の欄に探す文字を入れます。ボタンを押す操作はありません。

種類は左のプルダウンで選びます。既定は「含む」で、ほかに「含まない」「で始まる」「で終わる」「正規表現に一致」「正規表現に一致しない」があります。

残った行と除いた行が同時に並ぶ

文字を入れると、その場で結果が出ます。

ERRORを含む条件で絞った画面。元の行数8、残った行2、除いた行6という3つの数字が並び、その下に「残った行(2行)」と「除いた行(6行)」の一覧が縦に並んでいる

上の 3 つの数字は、元の行数・残った行・除いた行です。足すと必ず元の行数になります。

下の一覧は残った行と除いた行の両方です。切り替えではないので、消えた行をその場で確かめられます。

除いたほうが目的だったときは、下の一覧の「コピー」を押すだけです。条件を書き直す必要はありません。

行の左の数字は元の行番号

一覧の各行の左には、元のテキストでの行番号が付いています。

上の画面では残った行が 3 と 5 です。絞り込んだあとの 1、2 ではありません。

もとの資料に戻って確かめるとき、この番号がそのまま使えます。

「なぜ残ったか」が行ごとに出る

各行の下には、判定の理由が文字で出ます。「条件 1 に当てはまりました」「条件に当てはまりませんでした」といった書き方です。

思った行が消えていたら、この理由を見てください。どの条件で外れたのかがすぐ分かります。

色だけの表示ではないので、画面を拡大しても白黒で印刷しても読めます。

使用例

たとえば、社内システムの夜間バッチを見ている担当者が、朝いちばんに数千行の記録から異常だけを拾う場面です。

「ERROR を含む」で 2 行に絞り、除いた 6 行の中に「応答が遅くなっています」があることに気づきます。

そこで条件を足して「WARN を含む」も残す形にすれば、前触れまで含めて 1 回で取り出せます。

条件を足して AND・OR で組む

「条件を追加」を押すと条件が増えます。10 件まで足せます。

2 件以上になると「条件のつなぎ方」が出ます。「すべて満たす行」が AND、「いずれかを満たす行」が OR です。

条件1にERROR、条件2にWARNを入れて「いずれかを満たす行」を選んだ画面。残った行4、除いた行4になり、各行に「条件1に当てはまりました」「条件2に当てはまりました」と理由が出ている

各条件の右上には「当たった行 2 行」のようにその条件だけの件数が出ます。効いていない条件を見つけるのに使えます。

「含む」と「含まない」を混ぜても構いません。「.csv で終わる」かつ「_old を含まない」のような組み方ができます。

詳細設定でゆらぎを吸収する

「詳細設定」を開くと、判定のゆるさを 4 つ調整できます。

詳細設定を開いた画面。大文字と小文字を区別しない、全角と半角を区別しない、行の前後の空白を無視して判定する、空行は最初に除く、コピーするとき元の行番号を付ける、の5つのチェックボックスが並んでいる

  • 大文字と小文字を区別しないERRORerror を同じものとして扱います
  • 全角と半角を区別しないABCABC で、¥ で拾えます。半角カナも全角カナで拾えます
  • 行の前後の空白を無視して判定する:字下げされた行でも「で始まる」が当たります
  • 空行は最初に除く:空行を条件にかける前に外し、除いた件数を通知します

いちばん下の「コピーするとき元の行番号を付ける」を入れると、3: 本文 の形でコピーされます。

大事なのは、これらの設定は判定にだけ効くことです。画面に出る行もコピーする行も原文のままで、1 文字も書き換わりません。

全角半角の無視だけ、正規表現には効かない

詳細設定のラベルにも書いてありますが、全角半角の無視は正規表現の条件には掛かりません

正規表現では記号が意味を持つからです。全角の はただの文字ですが、半角の ( はグループの開始になります。幅をそろえると式の構造が変わってしまいます。

黙って外すのではなく、正規表現の条件があるときは画面に断りが出ます。全角の文字を正規表現で拾いたいときは、式のほうに全角の文字をそのまま書いてください。

式が壊れているときはエラーになる

正規表現の書き間違いは、黙って 0 件にはなりません。「条件 2 の正規表現が読み取れません」と理由つきで出ます。

0 件と書き間違いが見分けられないと、条件が厳しすぎるのか式が壊れているのか分からなくなります。

式を試したいときは正規表現テスターで当たり方を確かめてから貼り付けると確実です。どちらも Unicode モードで組み立てるので、同じ式が同じように当たります。

なお照合は画面とは別の場所で走らせています。(a+)+ のような入れ子の繰り返しを書いても、5 秒で打ち切って理由を出すので画面が固まりません。

次の道具へ渡す

このツールは行を残す・除くだけで、中身は変えません。

絞り込み → 重複の整理 → 並べ替え の順に渡すと扱いやすくなります。

まとめ

貼り付けて探す文字を入れれば、条件に合う行だけがその場で残ります。

除いた行も同じ画面に並び、行ごとに理由が付くので、消えた原因を追い直す手間がありません。元の行番号を付けたままコピーもできます。

貼り付けたテキストはブラウザの中だけで処理されます。行抽出・行フィルタツールから試してください。

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