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方眼紙をミリ指定で作って印刷する手順

5mm方眼やドット方眼を、用紙と余白を決めてその場で作って印刷する手順をまとめました。何マス入って何ミリ余るかの読み方と、刷った寸法がずれたときに定規で測って直す方法も画面で追います。

公開読了目安 約4分

この記事の要点

  • 用紙と間隔を決めるだけで方眼紙ができる
  • 何マス入って何ミリ余るかが表で出る
  • 刷った寸法がずれたら目盛を定規で測って直す
  • 倍率はプリンタと用紙ごとに覚え分ける
  • 方眼・ドット方眼・横罫・アイソメを切り替えられる
目次

方眼紙は、用紙と間隔を決めるだけでその場で作れます。配布されているPDFを探して回る必要はありません。

それを画面で確かめられるようにしたのが方眼紙メーカーです。

方眼紙メーカーの初期画面。かんたん設定のボタンが5つ並び、その下に紙面の種類、用紙、向き、マスの間隔5mm、線の太さ0.2mm、線の色、上下左右の余白10mmの入力欄が並んでいる

用紙と間隔を決める

画面の一番上に、よく使う組み合わせが5つ並んでいます。

  • 5mm 方眼:学習用・下書き用の定番
  • 1mm 方眼(製図):細かい図を描くとき
  • 10mm 方眼:間取りや配置を考えるとき
  • 5mm ドット方眼:図と文字を混ぜて書くとき
  • 7mm 横罫(ノート):自分の間隔で罫線を引くとき

押すと下の数値がまとめて入れ替わります。そこから間隔や色だけを直せば、たいていの用途はすぐ形になります。

用紙はA4・B5・A5・レターの4種類、向きは縦と横です。

何マス入って何ミリ余るかが出る

数値を変えると、その場でマス数が出ます。見出しの「横 37 マス × 縦 52 マス」がそれです。

左右の余白を12mmにした画面。見出しに「A4 縦・方眼 5mm・横 37 マス × 縦 52 マス」と出て、内訳の表に余白12mm、余り0.5mm、37×5mm=185mm、合計210mmが縦に並んでいる

その下の表は、紙の1辺を上から順に足したものです。余白・綴じ代・余り・マス・余り・余白を足すと、いちばん下の用紙の寸法になります。

間隔で割り切れない分は必ず余ります。この表があると、その余りが左右へ半分ずつ配られたのか、片側へ寄ったのかが数字で分かります。

刷った寸法がずれたら測って直す

印刷ダイアログの倍率を100%にしても、刷り上がりが指定どおりにならないことがあります。プリンタには紙の端に印刷できない部分があり、そこへ収めるために全体が少し縮むためです。

紙には目盛が一緒に出ます。定規を当てて長さを読み、「測った長さ」に入れてください。

測った長さに96と入れて補正した画面。いまの印刷倍率が0.960になり、通知に「間隔 5mm を紙面では 5.208mm の寸法で描きます」「補正のぶん、紙の左右 4.2mm・上下 5.94mm は使えません」と出ている

100mmのはずの線が96mmだったなら、倍率は0.960です。以後は縮むぶんを見越して、5mmのマスを5.208mmの寸法で描きます。

補正すると紙の端が使えなくなることも同時に出ます。縮んだぶん外周が余るので、余白をその値より狭くはできません。

合っているかは刷り直して確かめる

補正すると、紙の下の目盛が2本になります。

紙面の下端にある2本の目盛。上が「補正なし(この線を定規で測ってください)」、下が少し長い「補正後(ここが100mmなら合っています)」で、どちらも0・50・100の数字が振ってある

上は補正を掛けない目盛で、測る対象です。下が補正後の目盛で、刷り直したときにここが100mmになっていれば横方向は合っています。

倍率はプリンタのメモと用紙・向きごとに残ります。同じ組み合わせなら次から測り直さずに済みます。

プリンタを変えたときや、印刷設定を触ったときは測り直してください。縮む割合はその都度変わります。

種類を切り替える

紙面の種類は4つあります。切り替えると入力欄も変わります。

ドット方眼に切り替えた画面。線の太さの欄が点の直径0.6mmに入れ替わり、見出しの下に「点 2,067 個」と出て、紙面には格子ではなく点が並んでいる

ドット方眼では「線の太さ」が「点の直径」に変わります。線が主張しないので、図と文字を混ぜて書く用途に向きます。

アイソメは正三角形が並んだ紙です。立体のスケッチに使います。三角形なので縦横のマスには区切れず、代わりに3方向それぞれの線の本数が出ます。

綴じ代を取る

左または上に綴じ代を取ると、その幅だけマス目が内側に寄ります。

横罫を選んで左に20mmの綴じ代を取った画面。見出しは「A4 縦・横罫 7mm・縦 37 行」で、内訳の表の綴じ代の行に横20mmと入っている

綴じ代は表にも1行として出るので、穴あけの位置と線の始まりがどれだけ離れているかが分かります。

使用例

たとえば、工作の型紙を実寸で描きたい場合です。

1mm方眼を選び、線の色を青、太線を10マスごとにします。まず1枚刷って、目盛を定規で測ります。

98mmだったら「98」と入れて補正し、もう一度刷ります。下の目盛が100mmになっていれば、その向きの1mmは紙の上でも1mmです。

あとは寸法をそのまま描き写して切り出すだけです。

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まとめ

用紙と間隔と余白を決めれば、方眼紙はその場で作れます。何マス入って何ミリ余るかは表で確かめてください。

刷った寸法が合わないときは、目盛を測って倍率を入れます。刷り直して2本目の目盛が100mmになっていれば、その向きは実寸です。

縦と横で割合が違うときは補正では直せません。印刷設定のほうを見直してください。

補足: 開発者の方へ

紙面はSVGで描いています。viewBox の単位をミリにそろえ、印刷時だけ用紙の実寸を外側の要素に効かせる形です。

用紙サイズは名前付きの @page(余白0)で切り替えます。寸法はキーワードではなくミリで書いています。

CSSの B5 はISO B5(176 × 250mm)で、日本のJIS B5(182 × 257mm)とは別物だからです。

倍率の補正は、実寸pを (p − 用紙 × (1 − s) ÷ 2) ÷ s で紙面の座標へ移す1本の式にまとめてあります。

マス数は実寸で決まるので、補正しても増減しません。ただし基準スケールを刷っている状態では「補正後」の目盛が1段増えるぶん、縦のマスがその高さだけ減ります。

倍率はプリンタのメモと用紙と向きごとに覚えます。縮む割合は紙の端の印刷できない帯を用紙の寸法で割った値なので、A4で測った倍率はA5には使えません。

補正は縦横が同じ割合で縮む前提の1つの倍率です。軸ごとにずれる場合は扱いません。

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