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robots.txtの効き方を確かめる手順|決め手の行まで見る

robots.txt を貼り付けて、URL ごとにクロールしてよいかを確かめる手順です。決め手になった行の番号、名前ごとに使われる組、読まれていない行の見つけ方まで、画面を追って説明します。

公開読了目安 約5分

この記事の要点

  • 貼り付けた robots.txt で URL ごとの可否が出る
  • 決め手になった行の番号がそのまま分かる
  • 名前の組があると、共通の規則は使われない
  • 全角のコロンなど、読まれない行を名指しする
  • サイトへは取りに行かず、貼った文字だけで判定する
目次

robots.txt に書いた行が、本当に狙った URL を止めているか。 robots.txtテスターは、それを 1 件ずつ表で確かめるツールです。

貼り付けた中身と URL を入れると、止まるかどうかと、その決め手の行が並びます。 書いたつもりで効いていない行も、行番号つきで知らせます。

「止めたはずなのに」あるある 3 つ

ブログやサイトを運営していると、robots.txt で次のような食い違いが起きます。

  • 管理画面を止めたつもりが、検索用のクローラーには効いていなかった
  • 行の見た目は正しいのに、なぜか何も止まっていなかった
  • 開けたいページまで一緒に止めてしまっていた

どれも、書いた本人が読み返しても気づきにくい形です。 行の並びや 1 文字の違いで、読まれ方が変わるためです。

なぜ見た目どおりに効かないのか

robots.txt は、クローラーの名前ごとに「組」を作って読みます。 ある名前の組があると、その名前には共通の組(*)の行が使われません。

止めるか開けるかは、書いた順番ではなく行の長さで決まります。 短い「止める」行より、長い「開ける」行が勝ちます。

さらに、区切りの「:」が全角だと、その行は丸ごと読まれません。 見た目では、半角と全角の違いがほとんど分からないのが厄介なところです。

robots.txtテスターの使い方

1. 中身と名前と URL を入れる

ブラウザでサイトの /robots.txt を開き、表示された中身を上の欄に貼ります。 名前の欄には、調べたいクローラーの名前を入れます。

robots.txtテスターの入力欄。robots.txt の中身の欄にサンプルが入り、クローラーの名前に Googlebot と GPTBot、調べる URL に 5 件が入っている。候補のボタンは Googlebot と GPTBot が選ばれた状態

候補のボタンを押すと、名前を足したり外したりできます。 URL は 1 行に 1 つずつ、/ で始まる形でもかまいません。

2. 判定と決め手の行を読む

名前ごとにカードが出て、URL ごとに「クロール可」か「ブロック」が並びます。 その下の「決め手」が、判定を決めた行の番号と中身です。

GPTBot の判定カード。GPTBot の組が無いので * の組を使うと説明があり、5 件の URL のうち /admin/login・manual.pdf・日本語のフォルダがブロック、/admin/public/help と search がクロール可になっている

GPTBot は名前の組が無いので、共通の組の行が使われています。 /admin/public/help だけは 4 行目の「開ける」行が決め手で、クロール可です。

3. 名前の組があるときの違いを見る

同じ中身でも、Googlebot のカードは結果が変わります。 Googlebot には専用の組があるので、共通の組の行は使われません。

Googlebot の判定カード。Googlebot の組を使い * の組の規則は使わないと説明があり、/admin/login を含む 4 件がクロール可、search だけがブロックになっている

管理画面を止める行は共通の組にしか無いので、Googlebot には効いていません。 カードの上の説明文で、どの組を使ったかを必ず確かめてください。

4. 「詳しく」で一致した行をすべて見る

「詳しく」を開くと、その URL に当てはまった行が長い順に並びます。 長さの数字が大きい行ほど強い、という読み方です。

「詳しく」を開いた状態。一致した規則として 4 行目 Allow: /admin/public/(長さ 14)と 3 行目 Disallow: /admin/(長さ 7)が並び、比べたパスが表示されている

止める行(長さ 7)と開ける行(長さ 14)の両方が当てはまり、長いほうが勝っています。 同じ長さで並んだときは、開けるほうが勝ちます。

5. 行の指摘で読まれていない行を探す

結果の下には「行の指摘」が並びます。 読まれない行と、どの URL にも当たらない行に印が付きます。

行の指摘の一覧。2 行目は区切りが全角の「:」で読まれない、3 行目は Disalow のつづり違い、4 行目は値の前に全角スペースがあり一致しない、5 行目の Crawl-delay は判定に使わない欄、と理由つきで並んでいる

全角のコロンや全角スペースは、日本語の入力のまま書くと混ざりやすい文字です。 指摘の行番号を見て、半角に直してから貼り直してください。

こんな場面で使える

  • ブログのテーマを変える前に、今の robots.txt が何を止めているかを控える
  • AI 用のクローラーだけを止める行を足したとき、検索用の名前と並べて比べる
  • 日本語のカテゴリ名を含むフォルダを止める行が、実際の URL に当たるかを試す
  • 引き継いだサイトの長い robots.txt から、効いていない行を洗い出す

使用例

たとえば、ブログの下書きフォルダを止めたい運営者が、次の 2 行を足したとします。

Disallow: /下書き/ と書き、ブラウザのアドレス欄から URL をコピーして入れます。 アドレス欄からコピーした URL は %E4%B8%8B… のような形になりますが、判定はブロックと出ます。

日本語の行と、記号に置き換わった URL をそろえてから比べているためです。 書き方を変えずにそのまま置いてよいことが、公開前に分かります。

安心して使えるポイント

robots.txt を取りに行く機能はありません。 入力した robots.txt と URL は外部に送らず、ブラウザの中だけで判定します。

公開前の下書きや、社内だけのサイトの設定でも同じように試せます。

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まとめ

robots.txt の効き方は、名前の組・行の長さ・1 文字の全角で変わります。 見た目で読むより、URL を並べて決め手の行を見るほうが確実です。

止めたことと検索結果から消えることは別の話です。 その違いは「robots.txt でブロックしたのに検索結果に出る理由」で説明しています。

robots.txtテスターを開く

補足: 開発者の方へ

判定は RFC 9309 の手順どおりです。 クローラー名は大文字小文字を区別せずに組と照合し、同じ名前の組が複数あれば規則をまとめます。

一致した規則のうち、パーセントエンコードをそろえた後のオクテット数が最大のものを採ります。 同じ長さの Allow と Disallow は Allow です。

比べる前に、ASCII 外の文字は UTF-8 の %XX に、非予約文字の %XX は元の文字に戻します。 URL 側の * と $ は %2A と %24 として扱い、ワイルドカードとして読みません。

「Google の公開パーサーに合わせる」を入れると、読み方が google/robotstxt と同じになります。 コロン抜け・Disallow のつづり違い・* で始まる値も規則として読みます。

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