「&」の意味と直し方|文章に<や が出る原因
「&」は、HTMLで「&」の記号を書くための書き方(文字参照)です。ブラウザは表示のときに記号へ戻すので、文章にそのまま見えるなら、2回変換されたか、HTMLとして読まない場所に出たかのどちらかです。よく見る6つの早見と、1段ずつ戻す直し方をまとめました。
公開読了目安 約3分
この記事の要点
- 「&」はHTMLで「&」を、「<」は「<」を書くための書き方
- ブラウザはHTMLを表示するときに、これらを記号に戻して見せる
- 文章に「&」が見えるのは、2回変換されたか、HTMLとして読まない場所に出たとき
- 戻すときは1回で1段ずつ外し、本来の「<」まで記号にしないよう気をつける
- 「 」は、そこで行が折り返されない空白を表す
目次
「&」は、HTMLの中で「&」の記号を書くための書き方です。
「<」は「<」、「>」は「>」を表します。
ブラウザはページを表示するときに、これらを元の記号に戻して見せます。
それでも画面やメールに「&」と見えるなら、どこかで2回変換されたか、HTMLとして読まない場所に出たかのどちらかです。
この記事では、よく見る書き方の意味と、文章に出てしまったときの直し方を順に整理します。 表示はChrome(Chromium 141)で確かめました。
&は「&」を書くための書き方
HTMLでは、「<」がタグの始まり、「&」がこの書き方の始まりという決まった役目を持っています。 そのため、記号そのものを文字として見せたいときは、別の書き方に置き換えます。
この書き方を、文字参照と呼びます。 書き方は3つあり、どれも「&」で始まって「;」で終わります。
- 名前で書く:
<(less than の略) - 10進数の番号で書く:
< - 16進数の番号で書く:
<
番号は、その文字がUnicodeで持つ番号です。 「<」はU+003Cなので、10進数で60、16進数で3Cになります。
日本語の文字も番号で書けます。
「あ」はU+3042なので、あ でも あ でも「あ」と表示されます。
よく見る6つの早見
| 書き方 | 表す文字 |
|---|---|
& | & |
< | < |
> | > |
" | "(二重引用符) |
' / ' | '(一重引用符) |
| 折り返さない空白 |
上の5つは、HTMLの中で記号の役目とぶつかりやすい文字です。
だけは記号ではなく、見た目は空白の文字を表します(後の節で説明します)。
文章に&がそのまま見える3つの原因
2回変換された
「&」を & に置き換える処理が、2回かかった形です。
1回目で & が & になり、2回目でその先頭の & がまた置き換わって &amp; になります。
ブラウザが戻すのは1段だけです。
&amp; を表示すると、画面には「&」と出ます。
< が2回変換されたなら、画面には「<」と出ます。
HTMLとして読まない場所に出た
HTML用に置き換えた文字列を、HTMLとして読まない場所に移した形です。
たとえば、ページ用に作った見出しをそのままテキストのメールや表計算ソフトに貼ると、& はそのまま文字として残ります。
この場合、元のデータが2回変換されているわけではありません。 直すのは、HTMLでない場所へ渡す手前の処理です。
ページのソースからURLを写した
HTMLの中では、リンク先のURLの「&」も & と書くのが正しい書き方です。
ブラウザは ?q=1&page=2 と書かれたリンクを、?q=1&page=2 として開きます。
ところが、ソースの文字をそのままアドレス欄にコピーすると、& が残ります。
すると、2つ目の項目の名前が「page」ではなく「amp;page」と読まれ、ページ番号が渡りません。
ソースから写したURLに & があれば、& に直してから使ってください。
戻すときは1段ずつ外す
2回変換された文字列は、1回戻すと1段外れます。
&amp;→ 1回戻すと&→ もう1回で&&lt;→ 1回戻すと<→ もう1回で<
文字列エスケープ・アンエスケープの「HTML」で「アンエスケープ」を選ぶと、貼った文字列を1段だけ戻します。
戻した結果にまだ & が残っていれば、その結果をもう一度貼ります。
このツールが戻すのは、& < > " ' ' と、< のような番号の書き方です。
や © のような、ほかの名前の書き方はそのまま残します。
は折り返さない空白
は、見た目は空白で、そこでは行が折り返されない文字を表します。
番号はU+00A0で、ふつうの空白(U+0020)とは別の文字です。
幅の狭い枠で確かめると、ふつうの空白でつないだ語は空白の位置で折り返されました。
でつないだ語は折り返されず、1行のまま枠からはみ出しました。
別の文字なので、半角スペースを探す置換では見つからないことがあります。 Webページからコピーした文章で、空白の置換が一部だけ効かないときは、この文字が混ざっていないか疑ってください。 文字の番号は、文字コード調査に貼ると1文字ずつ確かめられます。
関連記事
- 特殊文字をエスケープする使い方(ツールの操作)
- URLの%E3はなぜ出る?日本語が%表記になる仕組み(URLの中の記号)
- JSONにコメントは書けない|書けない記法と代わりの残し方(JSONで通らない書き方)
参考・出典
- Character reference — MDN Web Docs (2026-10-16 閲覧)
- HTML Standard(13.1.4 Character references) — WHATWG (2026-10-16 閲覧)
本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。
あわせて読みたい
同じテーマ・関連ツールの記事です。