Markdownで改行されない原因|行末の空白2つと空行の違い
Markdownでは、Enterで1回改行しただけでは改行になりません。同じ段落の続きと読まれ、前の行とつながって表示されます。行の途中で改行したいなら行末に半角スペース2つか「\」、段落を分けたいなら空行を入れます。空白2つでも改行されない4つの原因と、Enterだけで改行される場所との違いをまとめました。
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この記事の要点
- Enterを1回押しただけの改行は、同じ段落の続きとして前の行とつながる
- 行の途中で改行したいときは、行末に半角スペース2つか「\」を置く
- 全角スペースは数えないので、行末に全角スペースを2つ置いても改行されない
- 段落を分けるときは空行。全角スペースだけの行は空行にならない
- GitHubのissueやコメントのように、Enterだけで改行される場所もある
目次
Markdownの決まりでは、Enterで1回改行しただけでは、表示したときに改行されません。 次の行は同じ段落の続きと読まれ、前の行とつながって1行に並びます。
行の途中で改行したいときは、行末に半角スペースを2つ置きます。 段落を分けたいときは、行と行のあいだに空行を1行入れます。
この記事では、改行と段落の入れ方の違いを、書いた文字と表示の組で示します。 空白を2つ入れたのに改行されない4つの原因もまとめました。
Enter 1回の改行は、同じ段落の続きになる
Markdownでは、空行で区切られるまでのかたまりが1つの段落です。 段落の中の改行は、表示のときに改行ではなく、つなぎ目として扱われます。
たとえば、次のように2行で書いたとします。
明日の集合は9時です。
雨の場合は中止します。
表示すると、2行目が1行目のすぐ後ろに続いて、1行につながります。 Chromeで確かめると、つなぎ目に半角ほどの空きが入りました。
Markdownの共通の決まりでは、段落の中の改行は、ページの中に改行文字か空白として書き出されます。 ふつうのWebページはどちらも行を分ける印として扱わないので、表示は1行につながります。
改行と段落を入れる書き方
行を分けたいときの書き方は、目的で2つに分かれます。
- 段落の中で改行する: 行末に半角スペースを2つ置く。行末に「\」を置いてもよい
- 段落を分ける: 行と行のあいだに空行を1行入れる
段落の中の改行は、行の間隔を空けずに次の行へ移ります。 空行で分けた段落は、ふつうは段落と段落のあいだに少し広い間隔が空きます。
半角スペースは見えないので、書いた文字を点(・)で表すと次のようになります。
明日の集合は9時です。・・
雨の場合は中止します。
この2行は、表示すると2行に分かれ、同じ段落のまま続きます。 行末の「\」は、スペース2つの代わりに使える書き方です。
「\」を使うときは、「\」の後ろに何も置かないでください。 後ろにスペースが1つでも残ると、改行にならず「\」がそのまま表示されます。
表示先がHTMLのタグを受け付けるなら、行末に <br> と書いても改行になります。
ただしタグを使えない表示先もあるので、迷ったらスペース2つか「\」にします。
空白を2つ入れても改行されない4つの原因
行末にスペースを入れたのに改行されないときは、次の4つを確かめます。
- 全角スペースを入れている
- 半角スペースが1つしかない
- 段落の最後の行に入れている
- 保存したときに、行末の空白が消えている
全角スペースは数えない
改行のための空白として数えるのは、半角スペースだけです。 行末に全角スペースを2つ置いても改行にならず、全角の空きを残したまま次の行につながります。
日本語入力のまま打つと、スペースは全角になりがちです。 行末の空白は、半角に切り替えてから入れます。
1つでは足りない
改行になるのは、行末の半角スペースが2つ以上のときです。 1つだけなら、Enter 1回と同じく前の行とつながります。
段落の最後では効かない
次の行が空行のとき、または文書の最後の行では、行末のスペースは無視されます。 段落はそこで終わるので、改行を入れる先が無いためです。
段落の最後に「\」を置いた場合も改行にはならず、「\」が文字として残ります。 段落の後ろに空きを足したいなら、改行ではなく空行で段落を分けます。
保存すると消えることがある
行末の空白は目に見えないので、気づかないうちに消えることがあります。 保存のときに行末の空白を削る設定のエディタでは、入れた2つのスペースが保存後には残っていません。
見えない空白に頼りたくないときは、行末の「\」を使います。 「\」は目に見えるので、消えたかどうかをすぐ確かめられます。
空行のつもりが空行になっていない
段落を分けるつもりで、全角スペースだけの行を入れていないか確かめます。 Markdownで空行と読まれるのは、何も無い行か、半角スペースとタブだけの行です。
全角スペースだけの行は、空行ではなく「全角の空白が1文字ある行」と読まれます。 前後の行と同じ段落につながり、全角の空きが1つ表示されるだけです。
画面では空行に見えるので、原因が分かりにくい形です。 書いた行の頭にカーソルを置き、行末まで動かして空白が入っていないか確かめてください。
Enterだけで改行される場所もある
同じMarkdownでも、Enterの改行をそのまま改行にする表示先があります。 GitHubでは、issueやプルリクエスト、ディスカッションに書いた改行はそのまま改行になります。
ところが同じGitHubでも、README.mdのような .md ファイルでは改行されません。
GitHubのヘルプは、ファイルではスペース2つ・「\」・<br/> のどれかを行末に置くよう案内しています。
コメントで整って見えた文章を README.md に写すと、行がつながってしまうのはこのためです。 ほかのサービスも扱いはまちまちなので、使う場所のヘルプで「改行」の項を確かめてください。
書きながら表示を確かめる
Markdownプレビューでは、書いた文章の表示をその場で確かめられます。 「詳細設定」の「改行の扱い」を切り替えると、Enterの改行をつなぐ見え方と、そのまま改行にする見え方を比べられます。
「標準(段落のみ改行)」は、Enter 1回ではつながる見え方です。 「改行 = <br>」は、Enterの改行をそのまま改行にする見え方です。 GitHubのコメントと細かな表示まで同じになるわけではないので、最後は貼り付け先でも確かめてください。
ツールの操作はMarkdownの表示をその場で確かめる使い方にまとめています。
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参考・出典
- CommonMark Spec 0.31.2(Hard line breaks / Soft line breaks) — CommonMark (2026-10-12 閲覧)
- Basic writing and formatting syntax(Line breaks) — GitHub Docs (2026-10-12 閲覧)
本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。
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