てもとツール
ガイド

ローマ数字の一覧と書き方のルール|99をICと書かない理由

ローマ数字は、1の位・10の位・100の位を別々に書いて左から並べます。99はXC(90)とIX(9)でXCIXになり、ICとは書きません。位ごとの一覧表と、引き算で書く6つの組、間違えやすい形、1文字の「Ⅳ」との違いをまとめました。

公開読了目安 約5分

この記事の要点

  • ローマ数字は位ごとに書いて並べる。2026は MM・XX・VI で MMXXVI
  • 引き算で書くのは IV・IX・XL・XC・CD・CM の6組だけ
  • 99は XC と IX で XCIX。IC は引き算の組に無いので標準の書き方ではない
  • 同じ記号を続けて並べるのは3つまで。V・L・D はくり返さない
  • 1文字の記号「Ⅳ」と英字2文字の「IV」は、文字としては別物
目次

ローマ数字は、1の位・10の位・100の位・1000の位を別々に書いて、左から並べます。 2026なら、2000がMM、20がXX、6がVIで、MMXXVIです。

99も同じで、90のXCと9のIXを並べてXCIXと書きます。 100から1を引いた「IC」とは書きません。

この記事では、位ごとの一覧表と、引き算で書く6つの組を載せます。 間違えやすい形と、文書で見かける1文字の「Ⅳ」との違いもまとめました。

7つの記号と、左から足していく読み方

ローマ数字で使う記号は7つです。

記号表す数
I1
V5
X10
L50
C100
D500
M1000

ふつうは、大きい記号を左から順に並べて、足していきます。 VIは5と1で6、XVは10と5で15、MDCは1000と500と100で1600です。

同じ記号を続けて並べるのは、I・X・C・Mの4つだけです。 続けて並べられるのは3つまでで、3はIII、30はXXX、300はCCCになります。

V・L・Dは、くり返しません。 10はVVではなくX、100はLLではなくCと、1つ上の記号に替えます。

位ごとの一覧表

1の位から100の位まで、1〜9をローマ数字にした表です。 どの位も同じ形で、使う記号だけが替わります。

数字1の位10の位100の位
1IXC
2IIXXCC
3IIIXXXCCC
4IVXLCD
5VLD
6VILXDC
7VIILXXDCC
8VIIILXXXDCCC
9IXXCCM

1000の位は、1000がM、2000がMM、3000がMMMです。 4000以上を書く記号は、この7つの中にはありません。

表の使い方は、数を位ごとに分けて、それぞれの行を拾って並べるだけです。 たとえば1999は、1000・900・90・9に分けて、M・CM・XC・IXを並べます。

数位ごとに分けるローマ数字
1410 + 4XIV
4940 + 9XLIX
9990 + 9XCIX
444400 + 40 + 4CDXLIV
19991000 + 900 + 90 + 9MCMXCIX
20262000 + 20 + 6MMXXVI

0の位は何も書かずに飛ばします。 2026の100の位は0なので、MMのすぐ後ろにXXが続きます。

引き算で書くのは6つの組だけ

4や9のように、小さい記号を大きい記号の左に置くと、引き算になります。 IVは5から1を引いて4、CMは1000から100を引いて900です。

この書き方を使うのは、次の6組だけです。

  • IV(4)と IX(9): Iを引くのは、VとXの前だけ
  • XL(40)と XC(90): Xを引くのは、LとCの前だけ
  • CD(400)と CM(900): Cを引くのは、DとMの前だけ

引く側に来るのは、I・X・Cの3つです。 V・L・Dを引く側に置く書き方は、6組に入っていません。

引く記号は、いつも1つだけです。 8をIIX(10から2を引く)とは書かず、VIIIと書きます。

ICやVLが標準の書き方にならない理由

99をICと書きたくなるのは、100から1を引けば一度で済むからです。 ところがIの引き算は「VとXの前だけ」なので、Cの前には置けません。

位ごとに書く決まりから見ると、理由はもっと単純です。 99は90と9に分かれるので、10の位のXCと1の位のIXを並べます。

6つの組は、どれも1つの位の4か9を表しています。 ICが表す99は10の位と1の位にまたがるので、6組のどれにも当たりません。

間違えやすい形を並べると、次のとおりです。

数標準の形崩した形
45XLVVL
49XLIXIL
95XCVVC
99XCIXIC
490CDXCXD
999CMXCIXIM
1990MCMXCMXM

右の列の形も、「小さい記号が左にあれば引く」と読めば同じ数になります。 読めてしまうので、書き間違えに気づきにくい形です。

Excelの ROMAN 関数は、略式も出せる

Excelには、数をローマ数字にする ROMAN 関数があります。 =ROMAN(499) は、標準の形の CDXCIX を返します。

この関数には、2つ目の引数で書式を選ぶ機能があります。 Microsoft のヘルプでは、499を書式4にすると ID になる例が載っています。

書式を省くか0にすれば、標準の形になります。 表に ID のような見慣れない形が混ざっていたら、書式の引数を確かめてください。

1文字の「Ⅳ」と、英字2文字の「IV」は別の文字

文書のローマ数字には、2つの種類が混ざることがあります。 英字のIとVを並べた「IV」と、1文字で4を表す記号の「Ⅳ」です。

1文字の記号は、1〜12のⅠ〜Ⅻと、50・100・500・1000のⅬ・Ⅽ・Ⅾ・Ⅿなどが用意されています。 13の記号は無いので、ⅩとⅢのように並べて書きます。

見た目は似ていても、文字としては別物です。 文字をそのまま比べる検索では、「IV」で探しても「Ⅳ」には当たりません。

見た目が同じなのに一致しない文字の調べ方は、見た目が同じ文字列なのに一致しない原因の調べ方にまとめています。 ローマ数字変換ツールが読むのは英字だけなので、「Ⅳ」は英字のIとVに打ち直して入れてください。

時計の「IIII」と4000以上

時計の文字盤には、4をIVではなくIIIIと書いたものがあります。 これは装飾の慣習で、数としては同じ4です(ローマ数字の変換の使い方でも触れています)。

7つの記号で書ける上限は、3999のMMMCMXCIXです。 4000以上は記号の上に横線を引いて1000倍にする書き方などがあり、ふつうの英字では打てません。

関連記事

参考・出典

本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。

あわせて読みたい

同じテーマ・関連ツールの記事です。