てもとツール
ガイド

履歴書のテンプレートに貼る証明写真データのサイズと解像度

履歴書テンプレートに貼る証明写真データは、貼り枠の mm を測り、同じ縦横比で切り抜いて必要なピクセル数で作ります。40×30mm の枠なら 300dpi で縦 472 × 横 354px です。Office の画像圧縮(既定 220ppi)や PDF 保存の設定、トリミング部分が文書に残る点も確かめます。

公開読了目安 約5分

この記事の要点

  • 先にテンプレートの貼り枠の縦と横を mm で測り、同じ縦横比で写真を切り抜く
  • 40×30mm の枠なら、300dpi で縦 472 × 横 354px、350dpi で縦 551 × 横 413px
  • Office は文書内の画像を圧縮する設定があり、Microsoft 365 の既定の解像度は 220ppi
  • PDF にするときは、最適化を「最小サイズ」ではなく印刷向けの側にする
  • Word で切り抜いただけでは、隠した部分も文書ファイルに残る
目次

履歴書のテンプレートに貼る証明写真データは、貼り枠の寸法から逆算して作ります。 枠の縦横比で切り抜き、枠の mm に見合うピクセル数にしておくと、貼ったときに伸びたり粗くなったりしにくくなります。

40×30mm の枠なら、300dpi 相当で縦 472 × 横 354px です。 ただし Word や Excel には画像を圧縮する設定があり、PDF にするときの設定でも画質が変わります。

この記事は、Word・Excel などで作るテンプレートに、PDF にする前に写真を貼る場面を扱います。 できあがった PDF に写真を貼り込む操作は扱いません。

1. 貼り枠の縦と横を mm で測る

テンプレートの写真欄は、図形・表のセル・画像の置き場所など、作り方がテンプレートごとに違います。 まず枠を選んで、縦と横の長さを確かめます。

Word で図形を選ぶと、「図形の書式」タブの「サイズ」に高さと幅が出ます。 cm で表示されていたら 10 倍すれば mm です。

枠に「縦 36〜40mm 横 24〜30mm」のように幅のある書き方がされていることもあります。 その場合は、範囲の中から 1 組を決めて作ります。

2. 枠と同じ縦横比で切り抜く

よくある枠でも、縦横比は同じではありません。 40×30mm は 4:3、36×24mm は 3:2 です。

40×30mm で作った写真を 36×24mm の枠に合わせて引き伸ばすと、顔が縦に伸びます。 逆に縦横比を固定して縮めると、枠の横か縦に隙間ができます。

Word の「レイアウトの詳細設定」の「サイズ」には「縦横比を固定する」のチェックがあります。 これが外れた状態で角をドラッグすると、写真が歪みます。

歪みの度合いと見分け方は、証明写真の顔が縦に伸びる原因で計算しています。 貼る前に、データの段階で枠と同じ縦横比にしておくのが確実です。

3. 枠の mm から必要なピクセル数を出す

mm と px は、dpi(1 インチ=25.4mm あたりの画素数)でつながります。 式の考え方は、スマホ写真を証明写真に整えるコツで説明しています。

証明写真サイズ調整ツールと同じ計算で、よくある 2 つの枠を出しました。

枠の寸法(縦×横)220dpi 相当300dpi350dpi
40×30mm縦 346 × 横 260px縦 472 × 横 354px縦 551 × 横 413px
36×24mm縦 312 × 横 208px縦 425 × 横 283px縦 496 × 横 331px

証明写真サイズ調整ツールで書き出せるのは、300dpi と 350dpi の 2 つです。 220dpi の列は、次の節で触れる Office の既定の圧縮と比べるために載せています。

小さすぎるデータは拡大されて粗くなる

以前に Web 出願用に縮めたデータを流用すると、画素が足りないことがあります。 たとえば縦 240px のデータを 40mm の枠に貼ると、約 152dpi で印刷されることになります。

画面の表示倍率では粗さに気づきにくいので、画素数で確かめます。 足りないときは、縮める前の元の写真から作り直してください。

4. Office は文書内の画像を圧縮する

Word・Excel・PowerPoint には、文書の中の画像を圧縮する設定があります。 Microsoft 365 の既定の画像解像度は 220ppi です。

300dpi で作ったデータを貼っても、圧縮が働けば 220ppi 相当まで画素が減ることがあります。 40×30mm の枠なら、縦 346 × 横 260px 相当です。

画素を減らしたくないときは、Windows のデスクトップ版なら「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」を開きます。 「イメージのサイズと画質」にある「ファイル内のイメージを圧縮しない」をオンにします。 Microsoft のヘルプにあるとおり、画質が上がるかわりに、ファイルが大きくなることがあります。

5. Word で切り抜いた部分は文書に残る

写真をそのまま貼り、Word のトリミングで顔のまわりだけを残すこともできます。 ただし既定では、切り抜いた部分はファイルから消えず、他の人に見られることがあります。

部屋の様子や、同じ写真に写った別の人が残ったまま送ることになりかねません。 デスクトップ版では、「図の形式」→「図の圧縮」で「図のトリミング部分を削除する」をオンにすると消せます。

証明写真サイズ調整ツールで切り抜いたデータを貼れば、書き出した範囲の外は最初から入っていません。 写真の位置情報については、写真の位置情報(EXIF)のリスクを参照してください。

6. PDF にするときの最適化を確かめる

Windows のデスクトップ版の Word で PDF として保存するときは、「最適化」を選べます。 「最小サイズ(オンライン発行)」は、印刷品質よりファイルサイズを優先する設定です。

印刷される前提の履歴書なら、「オンライン発行および印刷」の側を選びます。 提出先からファイルの容量の上限が決まっているときは、上限に収まるかを PDF の段階で確かめます。

貼る前の確認

確かめること目安
枠の寸法縦と横を mm で控えた
縦横比写真データが枠と同じ比率になっている
画素数枠の mm と 300dpi から出した数に近い
圧縮画素を残したいなら「ファイル内のイメージを圧縮しない」
トリミングWord で切り抜いたなら、トリミング部分を削除した
PDF最適化が「最小サイズ」になっていない

関連記事

参考・出典

本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。

あわせて読みたい

同じテーマ・関連ツールの記事です。