てもとツール
ガイド

つないだスクショに同じ行が2回出る原因|重なりと追従バー

スクショを縦につないだのに同じ行が2回出る、という状態には原因が2種類あります。スクロールで生まれる重なりと、画面に固定された追従バーです。見分け方と、自動では消えない4つのケースを実際の画面で並べました。

公開読了目安 約4分

この記事の要点

  • 同じ行が残る原因は重なりと追従バーの2種類
  • 追従バーは重なりを消しても残る
  • 撮影中に画面が動くと重なりが見つからない
  • くり返す画面は位置を1つに決められない
  • JPEGで保存し直すと画素が変わる
目次

スクショを縦につないだのに同じ行が2回出る。この状態の原因は2種類あります。

ひとつはスクロールで生まれる重なり、もうひとつは画面に固定された追従バーです。この2つは性質が違うので、直し方も別になります。

2種類の見分け方

どちらも「同じ中身が2回出る」ので、つないだ1枚を眺めるだけでは区別できません。重なりは同じ場所を2回撮ったものなので、中身は一字一句同じです。

見分けるには、元のスクショを開いてその部分が画面のどこにあるかを見ます。

追従バーは、スクロールしても位置が変わりません。どの1枚を開いても、必ず**いちばん上(または下)**にあります。

重なりは端に固定されていません。1枚目では下のほう、2枚目では上のほうに写っています。

枚数でも分かれます。追従バーは3枚撮れば3枚とも出ますが、重なりは隣り合う2枚のあいだにしか現れません。

追従バーは重なりを消しても残る

ここが混乱のもとです。重なりの検出だけでは、追従バーは消えません。

重なりを探す処理は「上の画像の末尾」と「下の画像の先頭」を比べます。ところが下の画像の先頭にあるのは追従バーで、これは上の画像の末尾には写っていません。

つまり比べている2か所が食い違うので、一致しません。結果として重なりが見つからず、帯も残ります。

帯を落とさずにつないだ結果。青いバーが上端・中ほど・下のほうの3か所に出ていて、そのあいだに本文の行が挟まっている

帯を先に落としてから重なりを探すと、比べる場所がそろいます。

帯を落としてつないだ結果。青いバーは上端に1回だけ出て、その下は本文の行が途切れずに続いている

スクショ結合はこの順番で処理し、落とした帯の px を画面に出します。手で直すときも、まず帯の高さを測ってから重なりを測ってください。

自動では決まらない4つのケース

帯を落としても重なりが見つからないことがあります。原因は次の4つに分かれます。

1. 撮影のあいだに画面が動いた

スクロールの慣性が残ったまま撮ると、画面がわずかに流れます。行が数 px ずれるだけで、画素を比べる処理は「別の絵」と判定します。

指を離してから一拍おいて撮ると起きにくくなります。

2. 画面の中に動くものがある

広告の枠、読み込み中のアニメーション、時計の表示。これらは同じ位置にあっても中身が変わります。

重なりの判定に使う範囲にこれが掛かっていると、一致しません。動く部分が小さければ、手で px を入れれば足ります。

3. JPEGで保存し直した

スクショを送信アプリ経由で受け取ると、JPEGに変換されていることがあります。JPEGは画素を完全には保たないので、同じ絵でも値がずれます。

元のスクショが手元にあるなら、そちらを使ってください。判定のしきい値には幅を持たせてありますが、強く圧縮された画像は超えます。

ここまでの3つは、どれも「重なりが1つも見つからない」形で出ます。通知はこうなります。

通知の1行。「つながりが見つからなかった継ぎ目が1か所あります(1↔2)。そのまま続けて並べています。」と出ている

4. 同じ形がくり返している

一覧の行、チャットの吹き出し、表の罫線。これらは周期的に並ぶので、周期のぶんずらしても絵が一致します。

この場合は「どこで重ねるか」を画素だけでは決められません。40px でも 20px でも同じだけ一致する、という状態になります。

黙って1つ選ぶと、本文が1周期ぶん消えることがあります。だからツール側は決めつけず、同じくらい一致する別の位置を添えて断ります。

3つまでとは通知が変わります。重なりは見つかっていて、そのうえで「決め手がない」と断る形です。

継ぎ目のカード。重なり 68 px・ぴったり一致(平均の差 0.0)の下に「決め手がありません。同じくらい一致する位置が 136 px にもあります。下の欄で打ち直せます。」と出ている

手で測るときの順番

自動で決まらないときは、次の順で測ると早く合います。

  1. 2枚目の先頭に写っている行を1枚目から探す
  2. 1枚目の下端から、その行までの距離を数える
  3. その数を継ぎ目の px として入れる
  4. つなぎ目を拡大して、行の高さが揃っているか見る

4の確認を飛ばさないでください。1〜2px のずれは縮小したプレビューでは見えず、原寸で開いて初めて分かります。

撮り方で変えられること

重なりは、小さすぎても大きすぎても扱いにくくなります。小さいと判定に使える範囲が狭く、少しの汚れで一致しなくなります。

大きいと今度は枚数が増えます。1枚あたりの新しい情報が減るので、同じ画面を何度も撮ることになります。

目安として、画面の高さの3分の1ほどを残して送るとその中間に収まります。厳密な値ではないので、うまくいかないときは残す量を変えてみてください。

追従バーがあるアプリなら、全画面表示や横向きで撮ると帯が消えることがあります。帯が無い状態で撮れれば、切り分け自体が要りません。

重なりを残したいときもある

すべての重なりを消すのが正解とは限りません。手順の説明では、前の画面との地続き感が理解を助けることがあります。

その場合は重なりを 0 に戻し、代わりに画像の間隔を少し入れてください。「ここで画面が変わった」ことが見た目で伝わります。

どちらにしても、切った量が数で残っていれば、あとから判断を変えられます。

あわせて読みたい

同じテーマ・関連ツールの記事です。