文章の常用漢字外の字と学年を調べる手順|印を付けて一覧に
文章を貼るだけで、常用漢字表に無い字と、小学校で習う学年を超える字に印を付ける手順です。学年は2020年度からの配当表で判定します。PDFから写した文に混ざる見た目が同じ別の文字の見つけ方と、ふりがな用のコピーまでを画面で追います。
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この記事の要点
- 文章を貼ると、漢字が1字ずつ「小1〜小6・小学校で配当の無い常用漢字・表外」に分かれる
- 最初は「常用漢字まで」で、常用漢字表に無い字にだけ印が付く
- 範囲を「小3まで」にすると、4年以降に習う字にも印が付く
- PDFから写した文に混ざる、見た目が同じで別の文字も見つかる
- 印付きの文章は「字( )」の形でコピーでき、ふりがなを書き足せる
目次
文章の中に常用漢字ではない字や、学年より先に習う字がないかを調べたいなら、文章を貼るだけで済みます。 常用漢字チェッカーは、漢字を1字ずつ表に照らして、範囲を超える字に印を付けます。
照らす表は、常用漢字表(2010年・2,136字)と、小学校の学年別漢字配当表(2020年度から・1,026字)です。 この記事では、貼り付けから印付きの文章のコピーまでを順に説明します。
漢字を1字ずつ確かめるときの「あるある」3つ
子ども向けのお便りや広報誌を書くと、次のようなことが起きがちです。
- 「この字は何年生で習うのか」を、1字ずつ辞書や一覧で引くことになる
- 常用漢字かどうか迷う字があっても、表と見比べるのが手間で後回しにする
- 見落とした字が1つ残ったまま、印刷して配ってしまう
どれも、文章の字を表と1字ずつ突き合わせる作業を、人の目でやっているから起きます。
表と照らすと何が分かるか
常用漢字チェッカーは、漢字を次の8つの区分に分けます。
- 小1〜小6: 学年別漢字配当表で、その学年に配当された字
- 常用(小学校の配当外): 常用漢字表にあり、配当表には無い字
- 表外: 常用漢字表に無い字
選んだ範囲を超える区分の字に、印が付きます。 「小3まで」なら、4年以降の字・小学校の配当外の常用漢字・表外の字の3つが対象です。
常用漢字チェッカーの使い方
1. 文章を貼る
調べたい文章を入力欄に貼ります。 5万字までまとめて貼れます。

範囲のボタンは、最初は「常用漢字まで」が選ばれています。 この状態では、常用漢字表に無い字にだけ印が付きます。
2. 数と印の付いた文章を見る
貼るとすぐに、漢字の数と、印を付けた字の数が出ます。 その下に、印の付いた文章が並びます。

この例では、「薔薇」の2字が表外として実線の枠で囲まれました。 点線の枠は「確認が要る字」で、あとの手順4で説明します。
3. 範囲を学年に切り替える
小学生向けの文章なら、範囲を学年に合わせます。 「小3まで」を押すと、4年以降に習う字にも印が付き、印を付けた字は11種類になりました。

下の内訳では、字が区分ごとに並びます。 印を付けた区分には「印あり」と文字で出るので、色が分かりにくい画面でも見分けられます。

4. 「確認が要る字」を書き直す
PDFからコピーした文には、見た目は漢字でも、中身が別の文字の字が混ざることがあります。 この例の「公用文書」の「用」と「文」がそれで、部首を表すための記号の文字でした。

この文字のままだと、置き換えや表計算の照合で「用」と一致しないことがあります。 一覧に置き換える先の字が出るので、その字に打ち直します。
一覧の下には、「叱」についての注記も出ています。 常用漢字表の字体は右側が「七」の形の字で、「叱」はその代わりに機器の都合で使われる字体です。
5. 印付きの文章をコピーする
印の付け方は2つから選べます。 「字( )」を選ぶと、印の字のあとに空の括弧が付き、ふりがなを書き足す欄になります。

続けて並んだ印の字は、1つの印にまとまります。 「薔薇」が「薔( )薇( )」にならないので、そのまま読みを書き込めます。
その下の「字の一覧」は、印を付けた字を出てきた順に1回ずつ並べたものです。 さらにその下には、印の字のうち、小学校の配当表にある字だけが並びます。
この字は、漢字プリントメーカーの「練習する漢字」の欄に貼ると、練習プリントにできます。 「小3まで」の例では「岡」と「覧」の2字です。 表外の字は練習プリントにできないので、「常用漢字まで」のときは空になります。
さらに詳しく使いたいとき
人名や地名に印が付いたとき
常用漢字表は、都道府県名などを除いて、人名や地名を対象にしていません。 人名・地名の字に印が付いても、誤りの印ではないので、そのまま使ってかまいません。
スマホで使うとき
スマホの幅では、範囲のボタンが折り返し、数のカードが2列に並びます。 印の付いた文章も画面の幅で折り返すので、横にずらさずに読めます。

こんな場面で使える
- 学校のお便りを、その学年までの字にそろえる
- 広報誌や案内文の原稿から、表外の字だけを拾う
- 子ども向けの読み物で、ふりがなを振る字を探す
- PDFから写した文の、見た目が同じで別の文字を見つける
使用例
たとえば、小学2年生向けの学級だよりを書き終えたとします。 範囲を「小2まで」にして貼ると、3年以降の字に印が付きました。
印付きの文章を「字( )」の形でコピーし、括弧に読みを書き足します。 ひらがなに直したい字は、印を目印に1つずつ書き換えていけば、見落としがありません。
安心して使えるポイント
貼った文章は外部に送らず、ブラウザの中だけで表と照らします。 配る前の原稿でも、手元から出さずに確かめられます。
結果の欄は、書いた文字を勝手に直しません。 見た目が同じ別の文字も、元の文字のまま印を付けて知らせます。
関連ツール
- 漢字プリントメーカー:印を付けた字の練習プリントを作る
- 表記ゆれチェッカー:同じ言葉の書き方の揺れを見つける
- 文字コード調査:見た目が同じ文字の中身を1字ずつ見る
まとめ
文章の漢字を表と照らすときは、1字ずつ引かずに、まとめて印を付けると見落としが無くなります。 範囲を学年に変えれば、子ども向けの文章の字もそろえられます。
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