ファイルの転送時間を計算する手順|残り時間の見積もりまで
ファイルサイズと回線速度から転送時間を出す手順をまとめました。必要な速度と送れる量の逆算、ダウンロード途中からの残り時間、GB と GiB・Mbps と MB/s を取り違えたときの時間の差まで、画面を追って説明します。
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この記事の要点
- 量と速度を入れると転送時間が出る
- 必要な速度と送れる量も逆算できる
- 途中経過から残り時間を見積もれる
- 単位を取り違えた場合の時間も並ぶ
- 結果のすぐ下に計算の前提が出る
目次
大きなファイルを送る前に、何分かかるかを知りたい場面があります。 ファイルの大きさと回線の速さが分かれば、割り算で出せます。
ただし、その割り算には単位の落とし穴が 2 つあります。 転送時間計算は、その落とし穴ごと時間を出します。

求めるものを選んでから数字を入れる
最初に「求めるもの」を 4 つから選びます。 所要時間・必要な速度・送れる量・残り時間です。
選んだものに合わせて、入力欄が入れ替わります。 所要時間なら、データ量と速度の 2 つだけを入れます。
単位は欄の右で選びます。 選んだ単位の意味は、欄のすぐ下に 1 行で出ます。
所要時間は 3 つの数字で読む
4.7 GB を 100 Mbps で送ると、転送時間は 6 分 16 秒です。 その横に、速さがビット毎秒とバイト毎秒の両方で並びます。

100 Mbps はバイト毎秒にすると 12.5 MB/s です。 ダウンロード画面の数字と比べるときは、こちらを見てください。
下の早見表では、同じ量を別の速さで送った時間が並びます。 10 Mbps なら 1 時間を超え、1 Gbps なら 40 秒ほどです。
前提の断りは結果のすぐ下に出る
結果の下には「表記どおりの速度が最後まで出た場合の値」と出ます。 回線の表記は、実際に出る速さと一致するとは限らないためです。
実際に近い時間が欲しいときは、速度テストで測った値を入れます。 「半分しか出なかったら」を比べたいときは、効率を 50 にします。
効率を変えると、断りの文も早見表の注記も同じ割合に変わります。 どの前提で出した数字かが、画面から消えることはありません。
単位を取り違えた場合の時間が並ぶ
結果の中ほどに「単位を読み違えていたら」という欄があります。 同じ数字のまま、単位だけを取り違えた場合の時間です。

1 行目は、4.7 GB を 4.7 GiB と読んだ場合です。 GiB は 1,024 倍刻みなので、時間は約 1.074 倍の 6 分 44 秒に伸びます。
2 行目は、100 Mbps を 100 MB/s と読んだ場合です。 こちらは 8 倍の速さになるので、時間は 47 秒まで縮みます。
どちらも、数字だけを見ていると気づきにくい取り違えです。 相手から受け取った数字の単位が怪しいときは、この欄で差の大きさを確かめます。 b の大小の見分け方は「Mbps と MB/s の違い」にまとめています。
締め切りから必要な速度を出す
「必要な速度」に切り替えると、量と時間から速さを逆算します。 時間は時・分・秒の 3 つの欄に分けて入れます。

500 GB を 8 時間で送るには、約 138.89 Mbps が要ります。 値の頭の ≒ は、表示の桁で丸めたという印です。
効率を下げると、必要な速度は上がります。 80% しか出ない前提なら、表記上はその分だけ速い回線が要るためです。
決まった時間で送れる量を出す
「送れる量」では、速さと時間から量を求めます。 100 Mbps を 1 時間流すと 45 GB です。

同じ量を 1,024 倍刻みで数えると、約 41.91 GiB になります。 どちらの数え方の表示と比べるかで、読む欄を選んでください。
ダウンロードの途中から残り時間を出す
「残り時間」は、途中まで進んだ転送の見込みを出すモードです。 全体の量・済んだ量・経過時間の 3 つを入れます。

10 GB のうち 2 GB が 4 分で済んだなら、残りは 16 分です。 平均の速さは約 66.67 Mbps で、全体では 20 分の見込みになります。
このモードは、これまでの平均の速さが続くと仮定しています。 途中で速さが変わったら、入れ直すと新しい平均で見込みが出ます。
使用例
たとえば、会議の資料として 10 GB の動画を受け取る場面です。 進み具合の表示が 2 GB で、始めてから 4 分たっています。
残り時間モードに 3 つの数字を入れると、残りは 16 分と出ます。 会議が 10 分後なら、間に合わないことがその場で分かります。
関連するツール
距離と時間から速さを出す計算は速さ・ペース計算が向いています。 量・時間・速さの三者の関係は、本ツールと同じ形です。
出てきた時間を足し合わせたいときは時間計算を使ってください。 1,024 が 2 の 10 乗であることは進数変換で確かめられます。
まとめ
量と速度を入れると、転送時間がビット毎秒とバイト毎秒の速さと一緒に出ます。 必要な速度と送れる量も、同じ画面で逆算できます。
途中まで進んだ転送なら、済んだ量と経過時間から残り時間を見積もれます。 単位を取り違えた場合の時間も並ぶので、8 倍や 1.07 倍のずれに先に気づけます。
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